大久保様倉庫新築工事






発注者様 | 大久保勝令 |
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設計・監理 | 古郡建設株式会社 一級建築士事務所 |
竣工 | 令和3年6月 |
構造・規模 | 鉄骨造1階 |
延床面積 | 101.5㎡ |
工事概要 | 既存木造平屋住宅解体 S造平屋倉庫新築 庭園工事 |
所在地 | 埼玉県深谷市 |
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新しく工場を立ち上げる工事の担当者になった場合、何から始めていいのかわからないことも多いのではないでしょうか。工場の立ち上げを成功させるポイントは、事前の入念な準備と計画にあります。
今回は工場の立ち上げに必要な準備やそのメリット、工場の立ち上げ、工場の立ち上げ前のポイントについて解説します。
工場立ち上げ前に必要な準備として、企画・基本計画・業者選定の3つの項目について押さえておきましょう。
1.企画
工場建設の企画を検討します。工場の建設を行うことになった経緯や背景となっている課題、その課題をもとにした目的などを明確にすることが重要です。目的は事業戦略に基づいて設定することも大切です。
目的の例としては、工場の老朽化に伴う改善のためや生産ラインの拡張に伴う面積増設などが考えられます。
2.基本計画
企画内容をもとに具体的な基本計画を立てていきます。投資金額、スケジュール策定、事業戦略に基づく工場の基本構想の立案を行います。これらの決定事項を工場建設プロジェクトのチームメンバーや社内に対してしっかりと共有しておくことが重要です。
3.業者選定
設計会社や建設会社の選定を行います。発注の方式は様々であり、設計と建設を一括で同じ会社に委託することもあります。自社にとって最適な方法を選ぶ必要があります。
企画や基本計画等の準備をしっかりと事前に行っておくことは、工場建設プロジェクト全体を通して大きなメリットが得られます。プロジェクトを推進するにあたって、ブレのない軸を作り出すことができることから施工プロセスが効率化されます。
その結果、やり直しや施工ミスなどを減らすことができるため、結果的にコスト削減になることもあります。また、明確な計画のもとで実施することで施工品質の向上にもつながります。
準備の後は、次の流れで工場を立ち上げていきます。
1.基本設計
基本設計の成果物は平面図や立面図、断面図などです。企画や基本計画をもとに、設計の専門家とともに具体的な設計を行っていきます。設計は基本設計と実施設計に分かれており、基本設計では工場のコンセプトに基づく配置やレイアウトなどを決めます。
基本設計の段階で設計内容が予算内に収まっているかという点も確認しておく必要があります。次の実施設計ではさらに詳細を詰めていきます。
2.実施設計
実施設計においては、建設会社が実際に施工できる段階にまで詰めていきます。基本設計をもとに建物の構造や設備、電気配線、配管といった詳細な平面詳細図や断面詳細図などを作成します。
3.各種申請
基本設計が固まった段階で実施設計と並行して行うべきなのが各種申請です。必要な申請は工場の立地や施工内容によって異なりますが、主に次の申請は押さえておきましょう。
・工場設置認可申請:地域環境への配慮などを目的に工場設置前に必要な許可申請です。
・開発許可申請:土地の区画形質の変更がある場合、自治体の開発許可が必要になることがあります。
・建築確認申請:建築基準法などの法令に適合しているか、確認検査が必要です。
・防火対策の届出:消防法に基づき、防火対策の届出が必要になることがあります。
4.近隣住民への説明会
必要に応じて、近隣住民向けに工場建設や運用に関する説明会を開催します。音やにおいなどの面であらかじめ同意を得ておくことで、大きなトラブルを予防することが可能です。
5.調達
建築資材や機材、部材などの調達を行います。コストや性能のほか、安全性や補修・交換時の調達のしやすさの面からも入念に選定しましょう。
6.建設工事
実際の工事に着手します。建設中は発注側も工程管理やスケジュールを把握しながら、進行を管理することが大切です。
7.検査
一通り建設工事が完了したら、発注者や建設会社の検査、官庁検査などを通じて設計通りに施工されているか確認します。
8.試運転・本稼働
試運転を行い問題がないか確認してから本稼働となります。
工場の立ち上げ前の準備段階で失敗しないためのポイントをご紹介します。
先述の通り、工場建設前には、目的設定や事業計画などの準備をしっかりと行っておくことが成功のための最も重要なポイントです。この前提部分が曖昧であれば、工場建設プロジェクト全体がぼんやりとしたまま進めていくことになります。プロジェクトメンバー同士や設計会社・建設会社への情報共有事項が統一されない恐れもあります。
建設後や運用後に、思ったよりもコストがかかりすぎてしまったという失敗を防ぐためには、基本計画の段階でコスト設計を明確にしておくことが重要です。この際、運用のランニングコストも含めて検討することが欠かせません。
基本計画の段階で、拡張性も含めて検討しておくことで、将来的なコスト削減につながります。工場のスペースを広げやすくしておく、生産ラインを止めずに設備を拡張させられるようにしておくなどが挙げられます。
豊富な工場建設の実績はもちろんのこと、技術力や提案力などを兼ね備えた設計・建設会社に委託することが重要です。また窓口となる担当者とのコミュニケーションが取りやすいなど、意思疎通面も問題ないかしっかりと確認しましょう。
工場の立ち上げ時は事前準備が重要です。ただの準備という位置付けではなく、成功のために重要な工程の一つと捉えて、パートナー選びも含めた準備をしっかりと進めていきましょう。
新工場の立ち上げ、建設については古郡建設におまかせください。埼玉県・群馬県で多数の工事実績を誇り、低コスト・短工期・高品質にてお客様にとって最適な工場建設・改修工事を行います。
まずはお客様の構想を明確化します。規模や予算・用途を明確化させる事で、土地探しやリニューアルの規模感がある程度定まります。
特に埼玉・群馬での建設の場合、主要交通網とのアクセスによって倉庫・工場の利便性、店舗の集客力に大きな差が出ます。
また、用途地域による制限や、地盤による向き不向きもあるため、詳細はお問合せください。
埼玉県は首都東京と隣接しており、各幹線道路や貨物運搬に長じた鉄道網が整備されており、大手企業も含めた大型倉庫がこうした交通網を中心に集中しています。一方、既にこうした利便性の高い地域に大きな土地を確保するのが難しく、県内広域にわたり首都圏の物流を支える倉庫や、京浜工業地帯に関連する工場等の建設が進んでおります。
広大な土地の確保は難しいものの、最近では小型倉庫を複数確保し拠点間の在庫・生産状況の連携を密にした運用を行う企業様が多く見られます。埼玉の立地動向や魅力については下記コラムで詳しく解説しています。
埼玉県内に工場を建設するメリットとは?立地の動向や魅力を解説
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。
埼玉より遠いものの首都圏や京浜工業地帯に近く、また県内を北関東自動車道・関越自動車道・上信自動車道が通り甲信越地方へのアクセスが良いのが群馬県の特徴であり、そのため群馬県には業種問わず様々な工場が見られます。特に鉄道や航空機、自動車など輸送用機械器具のように広大な土地を要する大型製品の工場、江戸末期以降の歴史的背景を持つ製糸・亜鉛地金の加工工場、ナショナルブランドがこぞって群馬に工場を構える食品工場が有名です。特に県内の太田・館林・藤岡・富岡に工場が集中しております。
一方倉庫などの物流拠点は太田・館林にも多く見られますが、前橋・高崎・安中といった鉄道沿線にも多く見られ、埼玉よりも広域をカバーする物流拠点として活用されている傾向が見られます。群馬の立地動向や魅力については下記コラムで詳しく解説しています。
群馬県内に工場を建設するメリットとは?立地の動向や魅力を解説
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。群馬で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。
埼玉・群馬は特に鉄道などの交通網整備により人口の集中が進み、かつ大宮や高崎といったオフィス展開が進む地域もあり、ターミナル駅周辺では都心と変わらないような駅ビルや駅前店舗も見られ、通勤・通学利用者をターゲットとした店舗展開が進んでいます。
一方、幹線道路と自家用車が主な交通手段として機能する地域もあり、こうした地域では幹線道路沿いに広大な駐車場を併設した郊外型店舗の展開が主流です。客層もファミリー層が主体となります。
二極化傾向が進む中、商品やメインターゲットに応じた立地と店舗設計が埼玉・群馬の店舗建設の鍵となります。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉・群馬で店舗建設にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。
古郡建設では、埼玉県・群馬県の事業用地を募集しています。具体的な募集内容については下記で詳しく記載しています。
事業用地募集
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。事業用地に関してお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
発注者様 | 大久保勝令 |
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設計・監理 | 古郡建設株式会社 一級建築士事務所 |
竣工 | 令和3年6月 |
構造・規模 | 鉄骨造1階 |
延床面積 | 101.5㎡ |
工事概要 | 既存木造平屋住宅解体 S造平屋倉庫新築 庭園工事 |
所在地 | 埼玉県深谷市 |