倉庫建設
倉庫建て替え・リニューアルを
検討すべきタイミングとは?

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倉庫の老朽化や事業拡大など、倉庫の建て替えやリニューアルを検討するタイミングはさまざまです。それぞれの状況により、チェックするべきことや、事前に準備するポイントも異なってきます。
倉庫の建て替えは多大な費用がかかる設備投資となりますので、注意すべきポイントなどをしっかりと抑えて、倉庫建て替えの成功のために、ぜひお役立てください。

目次

1.倉庫の建て替えを検討するタイミングとは

倉庫の建て替えを検討するタイミングは、企業によってさまざまです。

主な建て替えタイミングは、倉庫の老朽化や事業拡大を契機としたもの、人手不足などを背景とした省力化・省人化のための倉庫リニューアルなどが挙げられます。それぞれのタイミングで倉庫を建て替える際にチェックするべき点やポイントをご紹介します。

1.倉庫施設の老朽化の対応としての建て替え
倉庫は、利用しているうちに建物自体の経年劣化は避けられず、老朽化していきます。倉庫にも耐用年数と呼ばれる寿命があります。建物の耐用年数には、法定耐用年数、経済的耐用年数、物理的耐用年数の3種類があります。ただ、この耐用年数はあくまでも一つの基準であり、この期間を超えたら使用できなくなるという訳ではありませんが、老朽化への対応は、通常、定期的な点検や修繕を行っていくのが一般的です。

倉庫の耐用年数については、以下のコラムで詳しく解説しています。
>倉庫の耐用年数はどのくらい?修繕・メンテナンスの目安をご紹介

平成27年に国土交通省によって行われた調査によると、東京都市圏に立地する物流施設のうち、築30年以上経過した施設の割合は約3割と言われています。鉄筋コンクリート造の倉庫であれば、法定耐用年数は38年と定められているので、3割以上の倉庫が法定耐用年数を超えているということになります。

長年使っていると、修繕費用や修繕工事の手間と、建て替え費用の手間とを天秤にかけることになるでしょう。なぜなら、老朽化すると修繕費用がどんどん大きくなっていくからです。建て替えタイミングは、よく考え、見極めることが大事です。

2.事業拡大に伴う倉庫リニューアル

事業拡大に伴い、取り扱う商品数や種類が増えたり、種類が変わったりすることで、倉庫をリニューアルしたいこともあるでしょう。

倉庫に保管する商品の種類が、温度管理が必要なものに変わるといった場合には、温度調節機能のある倉庫に建て替える必要があります。

新たに取り扱う商品の量や性質に合わせた倉庫の建て替えを検討しましょう。ただし、建て替えまで必要なく、増築や改修で済む可能性もあるので、複数の選択肢を用意して検討しましょう。

倉庫の種類や保管できる商品については、以下のコラムで詳しく解説しています。
>倉庫の種類と特徴について

3.人手不足による省力化・省人化のための倉庫リニューアル
人手不足は、どの業界でも深刻化しています。多くの倉庫では省力化・省人化のために機械やロボットを導入し、自動化を進めています。

従来の倉庫では設備やシステムを導入できないこともあるため、倉庫の建て替えの必要性が生じるかもしれません。

倉庫の改修で済む場合もあるため、よくコストなども比較しながら検討していきましょう。

2.倉庫の建て替えのメリットとは

倉庫建て替えのメリットは、いくつもあります。それぞれのメリットについて詳しく解説します。

1.倉庫の安全性向上
老朽化により、地震や大雨などの自然災害が発生した際に、倉庫が倒壊したり、破損する可能性があります。特に1981年5月31日までの旧耐震基準で建てられた古い倉庫では、震度5強程度の揺れでも倒壊しないことを基準に施工されているので、大地震の揺れに対しては強度が足りない可能性があります。

倉庫が対策をしておきたい災害対策については、以下のコラムで詳しく解説しています。
>倉庫が対策をしておきたい災害対策をご紹介

倉庫を建て替えることは、老朽化や劣化のリスクを回避し、倉庫の安全性向上に繋がります。

2.業務効率の向上
倉庫を建てた際と現在とでは、使用設備や業務フローの変更、それに伴い作業導線が変わっていることもあると思います。
十分な導線が確保できていないことで、フォークリフトと作業員の接触なども発生します。
倉庫の建て替えで、人やモノ、作業導線を考慮したレイアウトを見直すことができれば、労働災害の減少や倉庫作業人員の効率化にも繋がります。

また、最近は倉庫建て替えのタイミングで、省力化・省人化のために機械やロボットを導入し、自動化を進めている企業が多いです。自動化が進められれば、限られた人員を効果的に活用して業務体制を構築することが可能です。

3.従業員の満足度向上
倉庫で働く従業員も、綺麗で使いやすい倉庫で働きたいと考えているはずです。倉庫を建て替えて、従業員の満足度や持ちモチベーションを上げることが出来れば、生産性の向上や、長く働くことにも繋がるでしょう。

4.企業価値・資産価値の向上
老朽化している倉庫は、見た目の印象が悪くなるという側面もあります。見た目や機能性が優れた倉庫であれば、近隣住民や取引先に与える印象も良くなります。

また、建て替えたばかりの倉庫であれば資産としての価値も高く、貸し出す際に賃料を高く設定することもできます。

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3.倉庫の建て替えを成功させるポイント

倉庫を建て替えるときには、注意すべきポイントがいくつかあります。それぞれのポイントについて詳しく解説します。

●建て替え目的の明確化

倉庫の建て替えを行うことが決まったら、今一度、目的を明確にしましょう。例えば、事業拡大のためにただ漠然と建て替えを始めてしまうと、新しい倉庫があるべき姿にならない可能性があります。

「新しい商品を保管するために温度調節機能を付加する」といった具体的な目的を設定することで、最適な倉庫が完成するでしょう。

建て替えることによって何を達成したいのかをよく検討するのをおすすめします。

●資金調達計画の策定

倉庫の建て替えに必要なコストがわかれば、どのように資金を調達するか計画を立てておきましょう。もし資金調達がむずかしい場合は、国や自治体からの助成金や補助金などが利用できる可能性もあります。

今回の建て替えの条件に該当する助成金や補助金がないかどうか、よく情報を調査してみましょう。

●倉庫建設計画の立案

資金調達先が決まれば、いよいよ新しく建て替える倉庫の建設をスタートさせられます。
あらかじめ計画やスケジュールをしっかりと立てておきましょう。

倉庫の建て替えやリニューアルをするとなると、これまで通りの業務が行えなくなってしまいます。ただし、倉庫の建て替えを進める際も、操業を完全にストップしてしまうと、企業にとって大きな痛手となるので、事業は続けていかなくてはなりません。ですので、倉庫の建て替えやリニューアルの期間中も、倉庫の操業を停止させないような建設計画を立案する必要があります。

倉庫建設計画に関しては、工事を依頼する建設業者によって大きく異なる部分でもありますので、建設会社の選定も計画に合わせてしっかりと行うのをおすすめします。実績と信頼のあるところを選びましょう。

倉庫建設のスケジュールの詳細は、以下のコラムで詳しく解説しています。
>倉庫建設の流れとは?

4.倉庫の建て替え前に確認しておきたいポイント

新しい倉庫は、どのような倉庫にするのかといった計画が決まれば、次に古い倉庫の解体などについても検討しなければいけません。建て替え前の準備は、次の点を確認しながら、準備を進めていきましょう。

●解体費用はどれくらいかかるか

建て替えの際には、これまで使用していた古い倉庫の解体を行わなければなりません。解体業者による解体費用の見積もりをとるなどして、コストを明確にしましょう。
解体後は、がれきや残置物の撤去も必要です。撤去にはコストがかかりますので、必ず撤去についても検討しておきましょう。

●近隣住民への対応はどうするか

解体工事や建設工事を行う前には、近隣住民に、騒音や飛散、振動などによって迷惑をかける恐れがあります。そのため、工事前に必ず周知しなければなりません。

周知する方法には、張り紙や看板設置やチラシ配布、個別の挨拶、説明会などがあります。自治体によっては説明会が必須であるケースもありますので、確認が必要です。

5.倉庫の建て替えに関するまとめ

倉庫の建て替えを検討中の方は、そのタイミングごとの留意点や事前に行っておくべきことをしっかりと行うのをおすすめします。倉庫建て替えの成功のために、ぜひお役立てください。倉庫の建て替えは多大な費用がかかる設備投資となりますので、注意すべきポイントなどをしっかりと抑えて、倉庫建て替えの成功のために、ぜひお役立てください。倉庫を建設する際に、事前に確認しておくべきポイントに関しては、以下のコラムでも解説していますので、ご覧ください。
>倉庫を建築する際に確認が必要なポイントとは?

古郡建設は、埼玉県・群馬県での多数の工事実績があるので、倉庫建築・改修工事ならぜひお任せください。

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よくある質問

倉庫・工場・店舗設計、何からはじめたらいいのでしょうか?

まずはお客様の構想を明確化します。規模や予算・用途を明確化させる事で、土地探しやリニューアルの規模感がある程度定まります。
特に埼玉・群馬での建設の場合、主要交通網とのアクセスによって倉庫・工場の利便性、店舗の集客力に大きな差が出ます。
また、用途地域による制限や、地盤による向き不向きもあるため、詳細はお問合せください。

埼玉県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉県は首都東京と隣接しており、各幹線道路や貨物運搬に長じた鉄道網が整備されており、大手企業も含めた大型倉庫がこうした交通網を中心に集中しています。一方、既にこうした利便性の高い地域に大きな土地を確保するのが難しく、県内広域にわたり首都圏の物流を支える倉庫や、京浜工業地帯に関連する工場等の建設が進んでおります。
広大な土地の確保は難しいものの、最近では小型倉庫を複数確保し拠点間の在庫・生産状況の連携を密にした運用を行う企業様が多く見られます。埼玉の立地動向や魅力については下記コラムで詳しく解説しています。

埼玉県内に工場を建設するメリットとは?立地の動向や魅力を解説

私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

群馬県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉より遠いものの首都圏や京浜工場地帯に近く、また県内を北関東自動車道・関越自動車道・上信自動車道が通り甲信越地方へのアクセスが良いのが群馬県の特徴であり、そのため群馬県には業種問わず様々な工場が見られます。特に鉄道や航空機、自動車など輸送用機械器具のように広大な土地を要する大型製品の工場、江戸末期以降の歴史的背景を持つ製糸・亜鉛地金の加工工場、ナショナルブランドがこぞって群馬に工場を構える食品工場が有名です。特に県内の太田・館林・藤岡・富岡に工場が集中しております。
一方倉庫などの物流拠点は太田・館林にも多く見られますが、前橋・高崎・安中といった鉄道沿線にも多く見られ、埼玉よりも広域をカバーする物流拠点として活用されている傾向が見られます。群馬の立地動向や魅力については下記コラムで詳しく解説しています。

群馬県内に工場を建設するメリットとは?立地の動向や魅力を解説

私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。群馬で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

埼玉や群馬の店舗建設の特徴やコツはありますか?

埼玉・群馬は特に鉄道などの交通網整備により人口の集中が進み、かつ大宮や高崎といったオフィス展開が進む地域もあり、ターミナル駅周辺では都心と変わらないような駅ビルや駅前店舗も見られ、通勤・通学利用者をターゲットとした店舗展開が進んでいます。
一方、幹線道路と自家用車が主な交通手段として機能する地域もあり、こうした地域では幹線道路沿いに広大な駐車場を併設した郊外型店舗の展開が主流です。客層もファミリー層が主体となります。
二極化傾向が進む中、商品やメインターゲットに応じた立地と店舗設計が埼玉・群馬の店舗建設の鍵となります。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉・群馬で店舗建設にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

事業用地があり活用方法に悩んでいます。

古郡建設では、埼玉県・群馬県の事業用地を募集しています。具体的な募集内容については下記で詳しく記載しています。
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わたしたち古郡建設は、大正3年の創業以来1世紀以上にわたり、地域発展のお手伝いを続けてまいりました。そして多くの皆さまに支えられながら、これまで高い評価をいただくことができました。

ただし今、世界は、社会の構造を変えるような技術の進歩、先の見えない国際情勢など、歴史的な激動の時代を迎えています。

このような時代の中で、生き残り、そして発展を遂げていくには、これまでとはまったく違うやり方や考え方が必要です。建設会社の仕事は、街をより住みやすく変えていくことです。

街を変えるのが仕事なら、建設会社自体も、時代の変化に合わせて変わっていかなければならないと、強く感じております。閉塞感、若者離れ、固い…従来の建設業界のイメージを突きぬけることが、更なる発展に必要不可欠なのです。

代表取締役社長 古郡栄一

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