これから福祉施設を建設したいという場合には、事業用地として建設できる場所を探す必要があります。事業用地の中でも、福祉施設はどのような土地に建てることができるのでしょうか。また効率的に事業用地を探す方法は、どのような方法があるのでしょうか。
そこで今回は、福祉施設の事業用地の探し方や失敗しないポイントをご紹介します。
1.事業用地とは?

まずは事業用地の概要を確認しておきましょう。
●事業用地とは?
事業用地とは、収益を得る目的で利用・所有される不動産です。オフィスビルや商業施設、工場などの産業施設、店舗、投資目的の賃貸マンションなどが建設されます。企業活動の拠点として、または投資家にとっての資産として利用されています。
●事業用地の種類
事業用地は、利用目的に応じて種類や特性が異なります。
・工場用
・倉庫用
・研究施設用
・オフィス・商業施設用
・福祉施設用
一般的にこのような種類の事業用地があり、使用目的に応じて、都市部や近郊、郊外、交通のアクセスなどが加味され、利用されています。
●事業用地でできること
事業用地では、事業活動によって収益を得ることができます。事業用地では、都市計画法や国土利用計画法、工場立地法など様々な法律に従って事業活動を行う必要があります。また、駐車場やインフラ設備など事業を行うのに必要な環境を整えることも欠かせません。
2.福祉施設のための事業用地の探し方

今回は、事業用地の活用法の中でも、福祉施設に絞ってご紹介します。福祉施設とは、正式には社会福祉施設と呼ばれるもので、高齢者や子ども、障害のある人々に福祉サービスを提供することを目的とした施設です。
福祉施設に最適な事業用地はどのように探せばいいか確認しておきましょう。
●福祉施設にとって最適な土地の特徴を知る
まず、福祉施設にとって最適な土地の要件をリストアップしておく必要があります。高齢者向け、子ども向け、障害者向けなどによっても変わってきます。設備や環境、利用する人の特性などに応じて必要要件を洗い出しましょう。
特に福祉施設に必要な要件として共通しているのが次の3つです。
・十分な広さ
介護付きや住宅型有料老人ホームといったような、規模の大きな施設の場合は、入居する人々の居室や共用スペースを広く確保できるようにするために、十分な広さの土地が求められます。土地の面積は250~300坪以上が最低限必要といわれます。小規模施設であっても100~150坪程度は求められます。
・交通の便が良い
福祉施設は基本的に従業員はもちろんのこと、その家族なども頻繁に通うことになるため、交通の便が良いことは必要条件です。最寄り駅から徒歩10分圏内を基本とし、電車やバスなどの便の良いところを選ぶべきでしょう。商業施設やマンションなどが近隣になかったとしても、交通の便が良ければ要件を満たすでしょう。
・賃貸需要が少ない
賃貸需要が少ない土地は、比較的広く土地を確保しやすいことから、福祉施設の建設に適しています。賃貸需要が少ない土地の特徴は、周辺に商業施設が少ないなど日常生活の利便性が低い、郊外や地方などから都市部に出にくいなどが挙げられます。駅やバス停から遠い土地も賃貸需要が少ないですが、先述の通り、福祉施設用地としては避けるべきでしょう。
●法的規制を知る
福祉施設の事業用地を探す際には、福祉施設を建設できる土地の法規制を知っておくことが重要です。まず大きな点として重要なのは、工業専用地域には建設できないことです。
工業専用地域とは、法律で定められている、建設用途を規制した「用途地域」の一つです。用途に応じて13地域に分けられており、地域ごとに建てることができる建物の種類や大きさなどが制限されています。用途地域は、住居系、商業系、工業系の3つに分類されます。
このうち、福祉施設は様々な地域に建てられますが、工業系のうち、工業専用地域には建設できません。また避けるべき地域は第一種低層住居専用地域です。この地域は低層住宅を建てるための地域であり、建築条件や用途が厳しく制限されているため、要件をクリアできない可能性もあります。
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3.福祉施設の事業用地探しで失敗しないポイント

福祉施設の事業用地を探すときの失敗しないポイントをご紹介します。
●経営戦略と紐づけて選定する
福祉施設の事業用地を探す際には、自社の経営戦略と紐付けて選定することが重要です。ただ利便性などを漠然と考えて選択するのではなく、企業価値を最大化するために、コスト削減や業務プロセスの最適化などを加味して選定することが重要です。
例えば、地域創生といったビジョンを掲げている場合は、あえて地方の土地を確保することが必要になるでしょう。経営戦略が明確であれば、必要要件も自ずと定まってきます。
●必要要件を洗い出す
経営戦略に基づき、必要要件を全て洗い出すことが欠かせません。立地条件、土地の状態、インフラの設備、予算とコスト、そして建てようとしている施設のコンセプトや条件に合った土地を選定することが重要です。
●福祉施設の建設実績が豊富な施工会社に相談する
福祉施設に最適な土地の選定時には、建築の専門知識を要することもあります。そのため、福祉施設の建設実績が豊富な施工会社に相談することが一番です。
4.まとめ
事業用地は収益を得る目的で利用・所有される不動産です。その利用目的や希望する条件に応じて最適な事業用地を選定する必要があります。特に福祉施設は特殊な建設物であるため、また事業活動のためにも慎重に土地を選定することが欠かせません。
福祉施設ならではの要件もありますので、まずは福祉施設の建設実績が豊富な施工会社に相談することをおすすめします。
古郡建設では、医療福祉施設の建設・改修工事サービスをご提供しております。埼玉や群馬エリアにて地域に寄り添い、約100年の間、数多くの医療、福祉施設の新築や増築、改修などの実績を積み重ねて参りました。高い技術力と実績により空間設計や世の中の変化に柔軟に対応しながら、お客様のニーズにワンストップでお応えいたします。
埼玉・群馬エリアで、福祉施設の建設及び事業用地の選定にお困りの際には、ぜひお気軽にお声掛けください。