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店舗の建設・改装に使える補助金とは?注意点も解説

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これから店舗の建設・改装を行う際に、コスト面がネックになる場合には、資金調達の方法を検討する必要があります。そのようなときに補助金は一つの有効な手段です。

そこで今回は、よくある店舗の建設・改装のコスト課題から費用相場、店舗の建設・改装に使える補助金の概要、注意点までご紹介します。

目次

1.店舗の建設・改装のコスト課題

店舗の建設・改装のコスト課題

店舗の建設・改装にあたって、中小企業は特にコストが課題になりがちです。

●店舗の建設・改装のコスト課題

店舗の建設や改装を行う際には、内装や外装の設計や工事費用はもちろんのこと、設備導入費もかかります。特に中小企業の場合には、予算が不足してしまうことがあります。店舗開設や改装時には、工事や設備費にばかりコストを割くことができないのが現実であることから、どのように資金調達をすべきか問題になることが多いでしょう。

●店舗建設・改装の費用相場

一般的な店舗建設の費用相場は、建築・内装・設備含めて一坪あたり約80~150万円が相場であり、一般的には10坪以上となるため、総額1,000万円~1億円ほどと幅があります。

改装の場合は、一坪あたり20~50万円が相場です。

これらはあくまで相場であり、エリアや建築・内装の充実度によって変わってきます。いずれにしても高額な費用を要することには変わりありません。

2.店舗の建設・改装に使える補助金

店舗の建設・改装に使える補助金

店舗の建設や改装に補助金を使用することは、有効な資金調達先となります。そこで主な補助金をご紹介します。

●中小企業新事業進出補助金

中小企業などの事業者が既存事業と異なる事業を新たに始める際の設備投資などを支援する補助金です。

補助対象者の定義は「企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦を行う中小企業等」で、補助率1/2、補助上限額は下記の通りです。店舗建設や改装費用を補填できます。

従業員数20人以下 2,500万円(3,000万円)
従業員数21~50人 4,000万円(5,000万円)
従業員数51~100人 5,500万円(7,000万円)
従業員数101人以上 7,000万円(9,000万円)

さまざまな要件があるため、詳細は公式サイトを参照してください。

中小企業新事業進出補助金

●小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が働き方改革や賃金引き上げなどに対応するため、販路開拓などを行う際の経費の一部を補助する補助金です。

【小規模事業者の定義】
・サービス業(宿泊・娯楽業除く):常時使用する従業員の数 5人以下
・サービス業のうち宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員の数 20人以下
・製造業その他 常時使用する従業員の数:20人以下

通常枠は補助率2/3、補助上限は50万円となっており、小規模店舗に適しています。

小規模事業者持続化補助金

●中小企業成長加速化補助金

売上高100億円超えを目指す中小企業向けに上限5億円もの補助を行う制度です。

店舗などの建物の建設や改装、設備導入などを行う際にも利用できます。補助率は1/2以内となります。大規模な店舗建設を検討している場合に利用を検討するのが適しています。

中小企業成長加速化補助金

●事業再構築補助金

事業の再構築に挑戦する中小企業などの事業者向けの補助金です。既存事業を続けながら、新規事業を始めたり、異業種に転換するなどして新たにスタートしたりする場合に適用されます。建物の建築・改装などの建物費用も対象となります。

基本要件として、指針の「事業再構築」の定義に該当する事業であること、事業計画について金融機関等や認定経営革新等支援機関の確認を受けることのほか、補助事業終了後3~5年で付加価値額などの成長に関する数値達成が設けられています。

事業再構築補助金

3.店舗の建設・改装時の補助金にまつわる注意点

店舗の建設・改装時の補助金にまつわる注意点

店舗の建設・改装時の補助金にまつわる注意点を解説します。

●補助金は後払いが基本

補助金の多くは後払いが基本です。店舗建設や改装の工事完了後に実績を報告し、審査を経て支給されます。また支給のタイミングは、工事完了後から数ヶ月後となるのが一般的です。そのため、あらかじめ工事費などは全額を支払う必要があります。

●申請は一大プロジェクトとして取り組む

補助金は申請の際に経営計画を綿密に立てる必要があるなど、社内で十分に体制を整えて行う必要があります。一大プロジェクトとして取り組みましょう。

●必ず採択されるかはわからない

申請すれば必ずしも採択されるわけではありません。条件を満たしていることはもちろんのこと、審査に通過する必要がある点は押さえておきたいところです。

4.まとめ

店舗の建設・改装時には、コスト面でネックとなることがあります。そのため、補助金を活用することは有効策の一つといえます。

補助金の選定や申請には注意点があるため、社内で一大プロジェクトとして取り組みつつ、採択されないことも検討しながら進めていきましょう。

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よくある質問

倉庫・工場・店舗設計、何からはじめたらいいのでしょうか?

まずはお客様の構想を明確化します。規模や予算・用途を明確化させる事で、土地探しやリニューアルの規模感がある程度定まります。
特に埼玉・群馬での建設の場合、主要交通網とのアクセスによって倉庫・工場の利便性、店舗の集客力に大きな差が出ます。
また、用途地域による制限や、地盤による向き不向きもあるため、詳細はお問い合わせください。

埼玉県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

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広大な土地の確保は難しいものの、最近では小型倉庫を複数確保し拠点間の在庫・生産状況の連携を密にした運用を行う企業様が多く見られます。埼玉の立地動向や魅力については下記コラムで詳しく解説しています。

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群馬県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉より遠いものの首都圏や京浜工業地帯に近く、また県内を北関東自動車道・関越自動車道・上信自動車道が通り甲信越地方へのアクセスが良いのが群馬県の特徴であり、そのため群馬県には業種問わず様々な工場が見られます。特に鉄道や航空機、自動車など輸送用機械器具のように広大な土地を要する大型製品の工場、江戸末期以降の歴史的背景を持つ製糸・亜鉛地金の加工工場、ナショナルブランドがこぞって群馬に工場を構える食品工場が有名です。特に県内の太田・館林・藤岡・富岡に工場が集中しております。
一方倉庫などの物流拠点は太田・館林にも多く見られますが、前橋・高崎・安中といった鉄道沿線にも多く見られ、埼玉よりも広域をカバーする物流拠点として活用されている傾向が見られます。群馬の立地動向や魅力については下記コラムで詳しく解説しています。

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代表取締役社長 古郡栄一

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