店舗/オフィス
オフィス建設に必要な検討事項は?
流れや成功ポイントもご紹介

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これからオフィス建設を行う際には、どのようなことを検討すべきかを確認しておく必要があるでしょう。オフィスの建設は、住宅や工場などの建造物とは異なる事項の検討も必要になってきます。
今回は、オフィス建設に必要な検討事項をご紹介します。またオフィス建設の流れや成功のポイントも合わせて解説します。

目次

1.オフィスを建設する際の主な検討事項

オフィスを建設するときに必要な検討事項は多数ありますが、主に次のことを検討することが求められます。

●立地条件

オフィスビルなどのオフィスの立地は、ビジネスや商売に好条件であることが最優先となります。商圏内にいる見込み客の数や交通利便性、敷地の形状、競合他社の立地など入念な市場調査を行い、情報を集めた上でその市場にあった立地計画を総合的に判断し決定します。またオフィスに従業員が多く通う場合は、通勤の利便性についても考慮が必要になります。

●コンセプト

オフィス全体のコンセプト策定は、オフィス設計・デザインの第一歩です。コンセプトを決めるときには、これまでに抱えていたオフィスの課題を解決することを目的にする方法や、企業理念やビジョンなどから策定する方法があります。

●ゾーニング計画

ゾーニングとは、空間を目的に応じて区分けすることを意味します。オフィスが事業活動に最適化された状態で稼働するためには、ゾーニングが重要になってきます。

オフィスのゾーニング計画は主にセキュリティレベルをベースに策定していきます。また従業員や来客者の動線を踏まえて計画することも重要です。例えば来客を迎えるパブリックスペースと執務室となるワークスペースとではセキュリティ保護のレベルが異なるため、パブリックスペースを入口近くに配置し、ワークスペースは奥に配置するなど検討します。

●デザイン

コンセプトやゾーニング計画を踏まえた上で、具体的なデザインを決めていきます。企業のコーポレートカラーやロゴを取り入れるビジュアル面のデザインのほか、業務に最適なレイアウトなどを組んでいきます。

●内装における関連法規の確認

内装を設計する際には、関連法規に則る必要もあります。主に建築基準法や消防法があります。例えば消防法では消化器やスプリンクラーなどの設置が求められているため、必ず対応しなければなりません。

また企業は従業員の労働安全衛生を守る義務があることから、オフィスの環境づくりにも留意する必要があります。労働安全衛生法・事務所衛生基準規則といった法律に則る必要があります。

2.オフィス建設の流れ

オフィス建設の際には、一般的に次のような流れで進んでいきます。

1.現場調査・地盤調査

オフィスの立地が問題ないか、建設する土地の状況や近隣の状況も含めて現場調査します。

2.設計

コンセプトやデザイン、レイアウトなどを踏まえて設計し、基本設計図を作成します。

3.見積り

建設会社に基本設計図を見せ、見積りを取ります。

4.工程表の作成

建設の工期スケジュールなどの工程表を作成します。

5.建築のための申請の届出

建築工事を行うには、行政に建築確認の許認可を取る必要があるため、計画書を提出します。

6.契約の締結

建設会社と正式に契約を交わします。

7.近隣への挨拶、説明会

工事を開始する前に近隣住民への挨拶を行います。場合によっては説明会を開催することもあります。

8.鎮魂祭

工事を始める前には、伝統的に鎮魂祭と呼ばれる、工事が安全に行われるように祈願する儀式を行います。

9.工事

仮囲いなどの下準備の後、工事が始まります。基礎工事から始め、地下躯体工事、地上躯体工事、外装工事、内装工事、設備工事、外構工事など順次進めていきます。

10.消防設備や建築確認の検査

工事が終わると、各種基準を満たしているか、消防設備や建築確認の検査を受けます。

11.竣工

検査結果に問題がなければ竣工となります。

3.オフィス建設を成功させるポイント

オフィス建設を成功させるためには、ポイントを押さえることが大切です。主なポイントを見ていきましょう。

●目的の明確化

オフィスを新たに建設したり、再構築したりする際には、何らかの課題が解決された理想のオフィスがあるかと思います。そのように目的を明確にすることが重要で、オフィス建設全般において、その目的からブレないことが成功の秘訣です。

例えば、働く従業員の生産性向上のための職場環境改善やモチベーション向上などが挙げられます。

●現場に即したゾーニング計画

ゾーニング計画は、どのオフィスも同じというわけではありません。現場に即した計画が求められます。取り扱う業務によってセキュリティのレベルも変化するものです。そのため、セキュリティ対策のほか、スムーズな業務遂行のためにも、現場の意見を取り入れながら計画を立てていく必要があると考えられます。

●従業員のニーズに応える・モチベーション向上を目指す

オフィスを設計するときには、ただ経営側がオフィス設計やレイアウトを押し付けるのではなく、従業員の声を聞き、そのニーズに応えることが一つの成功のポイントといえます。従業員が働きやすい環境を作るためには、従業員の生の声を聞くことが最も近道といえます。その結果、モチベーション向上にもつながるでしょう。

●ランニングコストを踏まえた設計

オフィス建設が終わった後も、運用フェーズにはランニングコストがかかってきます。建設時にそのランニングコストを踏まえて、コストを最適化できる設計を行うことで、長い目で見た場合のコストを抑えることができると考えられます。

●オフィス建設実績が豊富で地域をよく知る建設会社に依頼する

建設会社選びも重要です。オフィスの建設実績が豊富であることはもちろんのこと、地元をよく知る建設企業ならより安心です。オフィスの立地選びから助言をくれる可能性もありますし、その地域の特性に合わせた設計提案を受けられたり、近隣住民と信頼関係を築いていることも多いため、安心して工事を任せることができたりとメリットが大きいからです。

オフィスの立地がある程度決まったら地元で名を馳せている建設会社へ相談するのをおすすめします。

4.まとめ

オフィス建設の検討事項や成功のポイントをご紹介しました。オフィスの建設においては、目的の明確化やコンセプトの策定、立地や設計などすべてが重要になります。ぜひ優れた建設会社を見つけて、理想のオフィスを建設してください。

古郡建設ではオフィス建設を承っております。オフィスの設計から施工までワンストップで対応し、理想の空間デザイン・働きやすい環境づくりを実現いたします。

計画段階から詳細な打合せを重ね、お客様のニーズに合わせた最適なご提案をし、設計・施工・保守まで一貫して行います。

事務所・自動車販売店・飲食店・薬局・野菜直売所など、あらゆる業態の建築に対応しておりますので、どのような場合でも、お気軽にご相談ください。

また当社は埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉や群馬にオフィスを建設予定の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

倉庫・工場・店舗設計、何からはじめたらいいのでしょうか?

まずはお客様の構想を明確化します。規模や予算・用途を明確化させる事で、土地探しやリニューアルの規模感がある程度定まります。
特に埼玉・群馬での建設の場合、主要交通網とのアクセスによって倉庫・工場の利便性、店舗の集客力に大きな差が出ます。
また、用途地域による制限や、地盤による向き不向きもあるため、詳細はお問合せください。

埼玉県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉県は首都東京と隣接しており、各幹線道路や貨物運搬に長じた鉄道網が整備されており、大手企業も含めた大型倉庫がこうした交通網を中心に集中しています。一方、既にこうした利便性の高い地域に大きな土地を確保するのが難しく、県内広域にわたり首都圏の物流を支える倉庫や、京浜工業地帯に関連する工場等の建設が進んでおります。
広大な土地の確保は難しいものの、最近では小型倉庫を複数確保し拠点間の在庫・生産状況の連携を密にした運用を行う企業様が多く見られます。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

群馬県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉より遠いものの首都圏や京浜工場地帯に近く、また県内を北関東自動車道・関越自動車道・上信自動車道が通り甲信越地方へのアクセスが良いのが群馬県の特徴であり、そのため群馬県には業種問わず様々な工場が見られます。特に鉄道や航空機、自動車など輸送用機械器具のように広大な土地を要する大型製品の工場、江戸末期以降の歴史的背景を持つ製糸・亜鉛地金の加工工場、ナショナルブランドがこぞって群馬に工場を構える食品工場が有名です。特に県内の太田・館林・藤岡・富岡に工場が集中しております。
一方倉庫などの物流拠点は太田・館林にも多く見られますが、前橋・高崎・安中といった鉄道沿線にも多く見られ、埼玉よりも広域をカバーする物流拠点として活用されている傾向が見られます。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。群馬で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

埼玉や群馬の店舗建設の特徴やコツはありますか?

埼玉・群馬は特に鉄道などの交通網整備により人口の集中が進み、かつ大宮や高崎といったオフィス展開が進む地域もあり、ターミナル駅周辺では都心と変わらないような駅ビルや駅前店舗も見られ、通勤・通学利用者をターゲットとした店舗展開が進んでいます。
一方、幹線道路と自家用車が主な交通手段として機能する地域もあり、こうした地域では幹線道路沿いに広大な駐車場を併設した郊外型店舗の展開が主流です。客層もファミリー層が主体となります。
二極化傾向が進む中、商品やメインターゲットに応じた立地と店舗設計が埼玉・群馬の店舗建設の鍵となります。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉・群馬で店舗建設にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

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お客様から愛され、
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わたしたち古郡建設は、大正3年の創業以来1世紀以上にわたり、地域発展のお手伝いを続けてまいりました。そして多くの皆さまに支えられながら、これまで高い評価をいただくことができました。

ただし今、世界は、社会の構造を変えるような技術の進歩、先の見えない国際情勢など、歴史的な激動の時代を迎えています。

このような時代の中で、生き残り、そして発展を遂げていくには、これまでとはまったく違うやり方や考え方が必要です。建設会社の仕事は、街をより住みやすく変えていくことです。

街を変えるのが仕事なら、建設会社自体も、時代の変化に合わせて変わっていかなければならないと、強く感じております。閉塞感、若者離れ、固い…従来の建設業界のイメージを突きぬけることが、更なる発展に必要不可欠なのです。

代表取締役社長 古郡栄一

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