工場建設
埼玉県内に工場を建設するメリットとは?
立地の動向や魅力を解説

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これから工場を建設するに当たって、交通の利便性や地域の特性、広さなどさまざまな条件を検討しているのではないでしょうか。それらの条件がそろいやすい好立地の一つが、埼玉エリアです。

今回は、埼玉県に焦点を絞り、県内における工場立地の動向やメリット・魅力、現状課題をご紹介します。

目次

1.埼玉県における工場立地としての動向

近年の埼玉県内における工場立地件数や動向、企業誘致の状況を見ていきましょう。

●工場立地件数

経済産業省の「工場立地動向調査」によると、2022年の埼玉県の工場立地件数は32件で、前年比8件減となりました。

1都3県で比較すると埼玉県が最も多く、次いで千葉県、神奈川県、東京都と続きます。

埼玉県の工場立地件数は、関東地方の1都6県の中では第4位であり、全国では第9位です。

また2022年の埼玉県の工場立地面積は425千m²となりました。

●業種別工場立地動向

2022年の工場立地件数32件を業種別にみると、食料品製造業が11件と最多となっており、次いで、金属製品製造業の4件、生産用機械器具製造業の4件、はん用機械器具製造業の3件と続きます。

立地面積の425千m²を業種別にみると、食料品製造業の263千m²が最も大きく、次いで、生産用機械器具製造業40千m²の順に大きい結果となりました。

●エリア別の企業立地件数

埼玉県の2005年1月から2023年9月までの企業立地件数は1,318件でした。この間に埼玉県が行った企業誘致の投資総額は約2兆2千億円で、新規雇用は約4万人となっています。

企業立地件数1,318件をエリア別に見てみると、県北(秩父、北部)は全体で255件となり、うち80%は工場で204件でした。

圏央道沿線(西部、川越・比企、県央、利根)は全体で724件であり、うち30%は流通加工施設で216件でした。

県南(さいたま市、南西部、南部、東部)は全体で339件となり、うち8%は本社等で28件でした。

工場は県北(秩父、北部)に多くを占めています。

【出典】経済産業省「工場立地動向調査」
https://www.meti.go.jp/statistics/tii/ritti/result-2.html

埼玉県「企業立地実績」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0804/shinshutsukigyo.html

2.埼玉県で工場建設するメリットや魅力とは?

データからも、埼玉に工場を建設する企業が多く存在することがわかります。そのメリットや魅力はどのような点にあるのでしょうか。

●交通の要衝

埼玉県は東北自動車道、関越自動車道、圏央道などの6つの高速道路によって東日本の主要都市と結ばれており、6つの新幹線も含めて多様な交通網が張り巡らされている全国屈指の交通の要衝です。このことから、首都圏へアクセスのしやすく、この点も大きなメリットとなっています。

●効率的なビジネスを展開できる環境

県内には製造業、サービス、物流など幅広い分野の企業や事業所がバランスよく立地しています。大企業のほか、多彩な中小企業の工場も多数立地しており、ビジネスチャンスを広げるパートナーが見つかりやすいエリアといえます。

●土砂災害の発生件数が少ない

埼玉県によると、過去10年における土砂災害の発生件数の少なさにおいて全国2位を誇っています。工場稼働および事業継続には安心の要素といえます。

●東京・神奈川と比較し割安

埼玉県によると、近年における工場地の平米当たりの平均価格の推移から、東京、神奈川と比べて割安であるとされています。比較的、工業地やオフィスの立地を行いやすい環境といえます。

●さまざまな箇所に工業団地がある

埼玉県内には、全体で約90箇所もの工業団地が存在し、工業を支えています。関東圏において工場立地を考える際に外せないエリアとなるでしょう。

3.埼玉県の工場立地としての現状課題

埼玉県は今、工場立地としてどのような課題を抱えているのでしょうか。現状を確認しておきましょう。

●生産年齢人口減少への対応策を推進

埼玉県は近年、企業誘致を強化しています。

埼玉県における生産年齢人口は、2000年の501万人をピークに減少が続いており、こうした状況下において経済の活力を維持するためには、企業の生産性を高めるとともに、付加価値の高い産業を集積し、成長力を高めていくことが必要不可欠です。

埼玉県は独自に掲げた基本方針を踏まえ、中小企業の経営基盤強化の支援、経営革新の促進、海外における事業の展開等の促進など、中小企業の振興施策の大綱を着実に実現するための戦略を行っています。

●工場立地件数は一時期減少

埼玉県の工場立地件数のうち、敷地面積1,000m²以上においては2008年には63件だったところ、リーマンショックを経た2010年には27件まで減少しました。しかし、その後は回復基調となっており、2015年は41件にまで増加しています。

近年は圏央道の茨城県区間の開通など、大消費地に近い埼玉県の立地優位性がますます高まっていることもあり、今後も企業立地が進むことが見込まれます。

総じて、埼玉県は工場立地として魅力的であることから県内における産業復興が期待されており、今後も立地として選ぶ企業は後を絶たないと考えられます。

4.埼玉県で100年以上工場建設の実績あり!古郡建設のご紹介

埼玉県における工場建設をご検討の際には、ぜひ古郡建設にご相談ください。

古郡建設は大正3年の創業以来、100年以上にも渡って地域に根差した経営を行い、多数のプロジェクトで蓄積した知識と技術を基に、様々な商環境建設に携わってきました。特に埼玉・群馬エリアの地域に寄り添い、数多くの工場の新築、増築、改修、リノベーションの実績を重ねてまいりました。

創業以来、受け継がれてきたDNAとして、地域の発展に貢献すべく努力を惜しまない姿勢が、当社の社員一同に浸透しています。

業種問わず、高品質で付加価値の高い工場建設を実現し、お客様の生産性向上、課題解決をサポートいたします。

5.まとめ

埼玉県は、全国および関東圏における優良な工場立地エリアの一つとなっています。企業にとって惹きつけられるメリットと魅力も多く存在します。ぜひ埼玉県での工場立地をご検討ください。

埼玉県で工場の建設をご希望なら、お気軽に古郡建設にお問い合わせください。エリア特性のご質問から建設地域選定のお手伝いまで、どのようなことでもご相談を承ります。

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古郡建設は、埼玉県・群馬県で、多くの印象的な
倉庫を多数生み出してまいりました。

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よくある質問

倉庫・工場・店舗設計、何からはじめたらいいのでしょうか?

まずはお客様の構想を明確化します。規模や予算・用途を明確化させる事で、土地探しやリニューアルの規模感がある程度定まります。
特に埼玉・群馬での建設の場合、主要交通網とのアクセスによって倉庫・工場の利便性、店舗の集客力に大きな差が出ます。
また、用途地域による制限や、地盤による向き不向きもあるため、詳細はお問合せください。

埼玉県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉県は首都東京と隣接しており、各幹線道路や貨物運搬に長じた鉄道網が整備されており、大手企業も含めた大型倉庫がこうした交通網を中心に集中しています。一方、既にこうした利便性の高い地域に大きな土地を確保するのが難しく、県内広域にわたり首都圏の物流を支える倉庫や、京浜工業地帯に関連する工場等の建設が進んでおります。
広大な土地の確保は難しいものの、最近では小型倉庫を複数確保し拠点間の在庫・生産状況の連携を密にした運用を行う企業様が多く見られます。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

群馬県における倉庫・工場建設の特徴や用地探しのコツはありますか?

埼玉より遠いものの首都圏や京浜工場地帯に近く、また県内を北関東自動車道・関越自動車道・上信自動車道が通り甲信越地方へのアクセスが良いのが群馬県の特徴であり、そのため群馬県には業種問わず様々な工場が見られます。特に鉄道や航空機、自動車など輸送用機械器具のように広大な土地を要する大型製品の工場、江戸末期以降の歴史的背景を持つ製糸・亜鉛地金の加工工場、ナショナルブランドがこぞって群馬に工場を構える食品工場が有名です。特に県内の太田・館林・藤岡・富岡に工場が集中しております。
一方倉庫などの物流拠点は太田・館林にも多く見られますが、前橋・高崎・安中といった鉄道沿線にも多く見られ、埼玉よりも広域をカバーする物流拠点として活用されている傾向が見られます。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。群馬で倉庫・工場建設用地にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

埼玉や群馬の店舗建設の特徴やコツはありますか?

埼玉・群馬は特に鉄道などの交通網整備により人口の集中が進み、かつ大宮や高崎といったオフィス展開が進む地域もあり、ターミナル駅周辺では都心と変わらないような駅ビルや駅前店舗も見られ、通勤・通学利用者をターゲットとした店舗展開が進んでいます。
一方、幹線道路と自家用車が主な交通手段として機能する地域もあり、こうした地域では幹線道路沿いに広大な駐車場を併設した郊外型店舗の展開が主流です。客層もファミリー層が主体となります。
二極化傾向が進む中、商品やメインターゲットに応じた立地と店舗設計が埼玉・群馬の店舗建設の鍵となります。
私たち古郡建設は、埼玉・群馬で1世紀にもわたって地域発展のご支援をして参りました。埼玉・群馬で店舗建設にお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。

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古郡建設とは ABOUT

お客様から愛され、
常に必要とされる古郡建設を築くために。

わたしたち古郡建設は、大正3年の創業以来1世紀以上にわたり、地域発展のお手伝いを続けてまいりました。そして多くの皆さまに支えられながら、これまで高い評価をいただくことができました。

ただし今、世界は、社会の構造を変えるような技術の進歩、先の見えない国際情勢など、歴史的な激動の時代を迎えています。

このような時代の中で、生き残り、そして発展を遂げていくには、これまでとはまったく違うやり方や考え方が必要です。建設会社の仕事は、街をより住みやすく変えていくことです。

街を変えるのが仕事なら、建設会社自体も、時代の変化に合わせて変わっていかなければならないと、強く感じております。閉塞感、若者離れ、固い…従来の建設業界のイメージを突きぬけることが、更なる発展に必要不可欠なのです。

代表取締役社長 古郡栄一

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