2023.09.25
デジタル技術の活用及びDX推進の取組について
デジタル技術の活用及びDX推進の取組について
1-1.デジタル技術が社会や自社の競争環境にどのような影響を及ぼすか
当社は、建設会社として創業以来1世紀以上にわたり、地域発展のお手伝いを続けてきましたが、建設業界では、デジタル技術を活用した生産性向上の技術が大きく発展しています。近年では、ICT技術の全面的な活用として、以下の取り組みが進んでいます。
・測量…短時間で施工箇所の3次元測量を実施
・設計~施工計画…3次元測量データによる設計・施工計画
・施工…ICT建機による自動制御を実現した施工
・検査…3次元測量を活用した検査
ICT施工の取組は、作業時間の大幅な短縮、作業人員の削減、ヒューマンエラーの減少を実現し、建設サービスの品質を大幅に向上させるものです。また、労働環境の改善にも大きく寄与し、建設業界が抱える人材不足の課題解決に向けても前進し得る取り組みです。
このような変化の中、今後の建設業界は、ICT機器の活用知見やソフトウェア活用知見等、ICT工事に対応した知見の獲得が競争力向上に向けて重要な要素となると考えています。
1-2.及ぼす影響を踏まえた経営ビジョン
当社では、これまでもICT工事に対応した体制として設計技術の向上等を進めてきましたが、ICT工事対応力地域No.1を目指し、DXの取り組みを推進します。
2.経営ビジョンを実現するための具体的な方策(戦略の決定)
具体的な施策として以下の取り組みを行います。
・ICT器機の導入、ソフトウェアの導入を積極化
・技術者の育成と専門部署の立ち上げ
・社内教育制度の構築、外部研修への参加、技術者採用の積極化
・バックオフィスとのデータ連携(出来形クラウド、現場書類の整理等)
これらの実施による技術の内製化を推進します。
3.戦略を推進するための体制について
推進に向けて、以下の体制を構築、新たな取り組みを進めていきます。
氏名 役職 本事業における役割
小林重倫 土木部工事長 土木部最高情報責任者
森健一 建築部工事長 建築部最高情報責任者
荻野誠 土木部ICT担当 ICT担当責任者
渡辺文昭 デザインマネジメント部長 情報担当
担当部署 土木部及び建築部、デザインマネジメント部
上記部門から成るプロジェクトチーム